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2011年6月4日土曜日

電気自動車リーフに乗ってみた

フロントガラスのヒビを直すためにディーラーに行ったのですが、
そのとき、うわさの電気自動車リーフに試乗してきました。
3月11日の震災以降、ガソリンの高騰があったせいで売れ行きが伸びているそうです。

試乗してまず驚くのは、やはり音がしないこと。
エンジンをかけるという動作はあるものの、それは「テレビの主電源を入れる」という動作に近いわけです。
この状態ではほとんど無音です。

そしてブレーキから足を下ろすと、AT車と同じくクリープが始まります。
私が電気自動車に持っていた「アクセルを踏むまで走らない」というイメージはどうやら間違いのようでした。
逆にこのクリープ現象があるおかげで、電気自動車であることを忘れ、普通の車と同じ感覚で運転できます。
そして当然ながら音がしない。
さすがにスピードを上げると風切り音やロードノイズがでますがそれ以外は音がない。
本当に不思議な乗り物です。

そして加速ですが普通の小型車と同じくしっかり走ります。
車体が重いこともあり、ガソリン車のような「ドカン!」と出る加速はありませんが、これならば高速の合流も不便は感じないと思います。
パネルの右下に「161km」と表示されているのが、残りの航続距離。
中央を見るとわかりますが「D」モードでの走行です。
これを「Eco」モードに切り替えると、残り航続距離が「178km」になりました。

ただし「Eco」モードは驚くほどパワーがありません。
先ほど「しっかり加速する」と書きましたはそれは「D」モードの時の話。
「Eco」モードでは思い切りアクセルを踏んでも、ゆっくりとしか加速しません。
無駄なパワーは絶対にかけないで最小限の負荷で速度を上げるようにプログラムされているようです。
そのおかげで航続距離を10km以上伸ばすことが出来るようです。

しかしながら「Eco」での発進は後続車のことを考えるとあまりお勧めできません。
発進は「D」で行い、巡航速度になったら「Eco」に変更する。
これが一番いい乗り方ではないでしょうか?

やはり最終的に問題になるのは「充電スポット」そして「1回の充電における航続距離」。

持ち家ならば、充電装置をつけることも可能ですが、マンションや賃貸駐車場の場合、夜中に充電するという方法が取れません。
近くの充電サービスを行っている場所に行き、急速充電器なら30分、大容量充電器なら60分をかけるしかない。

そして満充電のEcoモードで180kmという航続距離。
この180kmは「エアコン、オーディオを一切使わない場合」に限られるそうで、これらを使うと実際は「6~80km程度」まで落ち込むそうです。
隣町に着くたびに、充電スポットで30分のチャージをしなければ旅は出来ないということになります。
そう考えると電気自動車は街乗りのお買い物向きなのですね。

早くバッテリー性能が上がることを期待します!

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